開催日時:2023年3月7日 (火) 14:00-16:50
会場:ハイブリッド形式
東京大学 (東京・文京区)工学部2号館1階 212号講義室
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/campus-guide/map01_02.html
(詳細位置はこちら: https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_03_j.html )
Zoom
参加費:無料
参加登録:https://www.ai-gakkai.or.jp/sig-system/sigusers/add/agi/agi23
備考欄に参加形式「対面」または「遠隔」を指定ください。
参加登録は 3月6日 (月) 23:59までです。
登録いただいたメールアドレスに当日午前中に参加情報をお送りします。
資料ダウンロードURL:https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jsaisigtwo/2023/AGI-023/_contents/-char/ja
招待講演
我妻広明(九州工業大学大学院)
講演タイトル:「汎用人工知能に向けた成長型タスクオントロジー設計の取り組み」
概要:
汎用人工知能(AGI)は,人間が解決可能な知的課題はすべて学習または遂行できる知的エージェントとして定義され,Marcus Hutter(2000)は,強化学習を前提として「確率的で不定,しかし計算可能な環境で与えられた目標を達成する能力」を最大化する形でAGIが得られるとした.一方,人間は高度に複雑な課題を知識活用で解決するが,知識の形式は報酬のように数値として積和することで意味が失われる.山川宏(2018)は,「既存の知識を柔軟に組み合わせて推論する」技術Xが,不良設定問題である実世界における課題を仮説生成で解くと指摘した.知識形成と再編集については,市瀬龍太郎ら(2015, 2016, 2017)が提案したルール言語実装の最大効果が得られるADASオントロジー,武田英明(2004),荒川直哉(2006)が注目した上位オントロジーが鍵となる.本研究では,ADASオントロジーを一般化する手法,上位/下位オントロジーを仮説空間/データ空間から構築する方法論について言及し,専門分野の熟練知を体系化し,知識ベース推論で人の判断を支援する事例を,自動運転,故障診断,人と協働する産業用ロボット,知的パズルボンガード問題の解法器の研究成果から概説し,AGI 基本原理の探求の道筋について議論する.
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汎用人工知能(AGI: Artificial General Intelligence)は、人間のように十分に広範な適用範囲と強力な汎化能力を持つ人工知能の開発を目指す研究領域です。
2010年以前には実現は極めて困難と見られていましたが、その後の深層学習技術の進展などを契機として開発が活性化しました。2020年代に入りその研究活動は一段と加速しています。
当研究会は、本分野の研究振興を支える母体として2015年に創設され、継続的に活動しています。
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プログラム:
14:00-14:05 オープニング
14:05-14:35 一般講演(ロング)SIG-AGI-023-01
石原豪人(フリー)
「新世界教育学革命」
14:35-14:50 一般講演(ショート)SIG-AGI-023-02
岡本義則(ユアサハラ法律特許事務所)
14:50-15:05 一般講演(ショート)SIG-AGI-023-03
江村憲夫(フリー)
15:05-15:15 休憩
15:15-16:45 招待講演 SIG-AGI-023-04
我妻広明(九州工業大学大学院)
「汎用人工知能に向けた成長型タスクオントロジー設計の取り組み」
16:45-16:50 クロージング
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問い合わせ先:汎用人工知能研究会(sig-agi-kanji [at] ml.ai-gakkai.or.jp)
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人工知能学会 汎用人工知能研究会 (http://www.sig-agi.org/sig-agi/)
主査 :市瀬 龍太郎(東京工業大学)
主幹事:山川 宏(全脳アーキテクチャ・イニシアティブ)
幹事 :荒川 直哉(全脳アーキテクチャ・イニシアティブ)
幹事 :嶋田 悟(エアロセンス)
幹事 :ジェプカ ラファウ(北海道大学)