開催日時:2022年7月14日(木)
会場:オンライン
参加費:無料
参加登録:https://www.ai-gakkai.or.jp/sig-system/sigusers/add/agi/agi21
(前日までに登録いただいたメールアドレスに参加情報をお送りします。)
資料ダウンロードURL:https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jsaisigtwo/2022/AGI-021/_contents/-char/ja
招待講演
堀 裕和(山梨大学)Hirokazu Hori, University of Yamanashi
講演タイトル:自然知能の構成と機能(Composition and Functionality of Natural Intelligence)
概要
自然知能は,複雑な振る舞いを示す自然現象の観測データをコード化し,数理的手法によってその意味を拡張し,自然現象と解くべき問題との機能構造としての同等性を評価することで課題を解決する,汎用人工知能の一形態である.一般に,複雑な自然現象は,注目する物理系が環境系との非自明な関わりを持つことによって発生する.一方,バンディット問題などにおける,確率過程を含む機能的出力を持つ系における序列決定の問題では,出力に影響する環境系の構造特定が課題解決の鍵となる.この研究では,異なる対象の環境系の構造的あるいは機能的随伴を構成し課題の解決を図る,自然知能というアイデアとその機能を,随伴と拡張の圏論的表現に基づいて議論し,具体例として,シューベルト・カリキュラスにヒントを得た多腕バンディット問題における順序構造特定の実施例を紹介する.
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汎用人工知能(AGI: Artificial General Intelligence)は人間のように十分に広範な適用範囲と強力な汎化能力を持つ人工知能の開発を目指す研究領域です.2010年以前には、その実現は極めて困難と見られていましたが,その後の深層学習技術の進展などを契機として開発が活性化しました.未だ投資価値の高い研究領域ではありますが,イノベーションが期待されており,2020年代にはいりその研究活動は一段と加速しています.当汎用人工知能研究会は、本分野の研究振興を支える母体として,2015年に創設され、継続的に活動しています.
プログラム:
14:00-14:05 オープニング
14:05-14:35 一般講演(ロング)SIG-AGI-021-05
江村憲夫(フリー)
「人工頭脳における発話の概念と実現に向けた考え方」
14:35-15:05 一般講演(ロング)SIG-AGI-021-01
石原豪人(フリー)
「人間などの痛みの理論」
15:05-15:20 一般講演(ショート)SIG-AGI-021-04
一杉裕志(産業技術総合研究所),中田秀基(産業技術総合研究所),高橋直人(産業技術総合研究所)竹内泉(産業技術総合研究所),佐野崇(東洋大学)
「報酬最大化AGIのための意思疎通機構の設計とプロトタイプ実装」
15:20-15:30 休憩
15:30-16:45 招待講演 SIG-AGI-021-06
堀 裕和(山梨大学)
「自然知能の構成と機能」
16:45-16:55 クロージング
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問い合わせ先:汎用人工知能研究会(sig-agi-kanji [at] ml.ai-gakkai.or.jp)
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人工知能学会 汎用人工知能研究会 (http://www.sig-agi.org/sig-agi/)
主査 :市瀬 龍太郎(東京工業大学)
主幹事:山川 宏(全脳アーキテクチャ・イニシアティブ)
幹事 :荒川 直哉(全脳アーキテクチャ・イニシアティブ)
幹事 :嶋田 悟(エアロセンス)
幹事 :ジェプカ ラファウ(北海道大学)